2013年1月14日月曜日

潜在的ひきこもり(15)自分が無い人たち Bさん

Bさんは8才の男の子の母である・・・





潜在的ひきこもりのカウンセリングを受けている。



言う事を聞かない長男



Bさんは子どもが言うとおり動かなかったり・・・




口答えする長男



口答えすると腹がたつ・・・




突然、反抗する息子。内心怯えるBさん。



そして、子どもが怒ると恐くなる時がある・・・







長男はナゼ周りのことを考えないのか・・・





子どもの輪に入らないBさんの子ども



ナゼ枠からはみでるのか。Bさんは、息子が何を考えているのかさっぱり分からない。




子どもと仲良しのお母さんたち




他のお母さんを見ると、子どもを上手に育てるように見える。だから、Bさんは他のお母さんのしつけを真似ている・・・



仲がいいうさぎさん母娘



Bさんは、子どもと楽しむ母親を見ると、辛くなる。自分にはできない芸当だった。子育ては、母親の役割りを演じることだと思っていた。







Bさんをカウンセリングすると・・・




Bさんの心の中は空っぽ・・・


自分の感情マヒに気づいた。Bさんは、何を話したいか分からないし、何を感じているか分からない・・・








Bさんは自分が無いことに初めて気づいた。そして、「私は人間ではない」と涙を流した・・・




人の目が恐いBさん



自分が無いBさんは善悪が分からない。だから他人がどう思うかで善悪を決める。Bさんが人にどう思われるか考えるクセは・・・



母に自分を見せるのは恐かった



母子関係から始まった。Bさんはいつも母にどう思われるか顔色を伺っていた。



嫌われたくなくて母の顔色を伺っていた



Bさんは人に嫌われる恐怖はとても強い。嫌われたら生きてゆけないと思っている・・・



本当の自分を隠した、子どものBさん



Bさんは親に自分を見せない子どもだった。それは本音を言わない良い子になるという意味である・・・



闇で冬眠する本当のBさん。




Bさんの本当の自分は心の奥で眠っている。Bさんは赤ちゃん時代も、子ども時代も経験していない。だから子どもの気持ちが分からなかった。

自分を取り戻して息子との関係をやりなおしたい。それがBさんの切なる願いである。