2014年1月28日火曜日

グループ・セラピー(1/4):快復者について

1月25日(土)はグループセラピー。飛行機で羽田空港を経て狭山まで来たる人ありけり。いと、うれし。

さて、グループセラピーで関心が高かったテーマについて話そう。まず快復者について・・・

仮面ひきこもりが治ることを、快復者は「新しい世界に入る」ことだと言う。彼は古い自分が消えた。そして、新しい生活を始めた。





新しい自分は、思ったことを何でも言えて、人と親しくなれる。彼は異性を愛する喜びを体験することができた。本音を言っても人間関係は壊れない。会話を通して新しい絆が生まれる・・・

かつては自閉的な世界にいたが、今では全世界が自分の住処と感じて、外国人に興味を持っている。もっと色んな人と話してみたい・・・

母とはちゃんと距離を保つことができる。共依存がなくなり母親の気持に支配されなくなった(ひきこもりは母に心の自由を奪われる病気である)。母はもう恐くない・・・

自分で決められるのは何よりの喜びである。自分の意志で生きる人生、彼はこれを今まで求めていた。

仮面ひきこもりの完治とは、心が自分のものになり、自分の道を歩くことである。

それは、助手席の人が運転席に座り、自分の車でどこにでも行ける自由な人生である。

快復者の体験談は皆に大きな希望を与えた。


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