公務員のM子さん。異性と親しくなれない問題に悩んでいる。カウンセリングが進むにつれて、彼女の心の母は自分の母(M子さんの祖母)について語り始めた。母は感情がないロボットだったという。
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人に話を聞いてもらったことがない。服部さんが初めて私を認めてくれる人・・・
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目を見ない、能面のような母だった。私は母に感情がないのを見て怖くなった。感情を殺して生きるしかなかった。
母は家事、役割を完璧にこなすが、私の気持ちを受け止められなかった。それが唯一、最大の欠点・・・
母はロボットだった。最初に見た親が人間ならば私はもっと人間らしくなれたと思う。親がロボットだから自分の気持ちをしまいこんだ・・・
母は私にびっくりしていた。(人間の)私とどう接すればいいか分からなかった。母は子守りをできるが、子供の気持ちは分からない。それで私に困っていた。
一生懸命畑仕事をして、忙しくして、私と話さないようにする母。忙しいから話さないのでなく、私と話さないために忙しくする・・・
忙しくても子供と気持ちの共有はできたはず。でも、母にはそれができなかった。母が私の心をうけとめて、一緒に遊べば、こんな風にならなかったはず。
色々と世話するよりも、私に必要なのは気持ちを理解してもらうことだった・・・
さびしかった。本当は母に甘えたかった。甘える人がいないから仕方なく娘(M子さん)に甘えてしまった・・・
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