心の母（３）：赤ちゃんが恐い

カウンセリングで心の母が出ると話をする。現実の母と違い、生々しい本音を言う傾向がある。主婦Bさんの心の母はこう語る・・・

赤ちゃんは私をいつも見てる。ああ、面倒くさい。このガキ（Bさんのこと）のために私が（姑、夫、世間に）怒られるんだ。煩わしい・・・

（赤ちゃんは）勝手なことをするな！笑うな。幸福になるな。なぜお前だけ笑うんだ。バカ・・・

私に迷惑をかけないでほしい。人形でいてほしい。手間がかかるのは嫌。（子育てに失敗して）どうせ怒られるのは私。

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じっとしていろ。動くな。手間をかけるな。メイワクかけるな。余計な事をするな。じっと寝ていろ。こっちを見るな。気持ち悪い。

私も小さな子どもなんだよ。メンドウみてほしいのはこっちの方だよ。でも、メンドウみてあたりマエの赤ちゃんがここにいる。

ムリ、憎たらしい。幸福そうにヌクヌクして憎たらしい。お前なんか不幸になればいい。

赤ちゃんが恐かった。あの目が恐かった。自分が責められる気がして恐かった・・・

シャバラム公園

シャバラム公園は菜の花が満開・・・

ハシエンダ市の中心にある公園は夏の日差しが一杯・・・

パノラマで撮ると雄大さがわかる。空が綺麗・・・

日曜日に帰国する・・・

心の母（２）：孤独な母

心の母は孤独である。子供の頃から親との絆がなかった。自分の子供が生まれた時、やっと自分の味方が現れたと思った。

夫はアテにならない。怒ってばかり、気難しくて、親ばかり大切にする。親の言いなり・・・

しかし、子供は自分のものである。自分の思い通りにできる。だから、手のかかる、わがままな子はいらない。母の言うことを素直に聞く子がいい・・・

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しつけの目的は自立しない子供をつくること。親に逆らわず、結婚したら家の近くに住み、公務員として安定した収入のある子供がいい・・・

年をとったら私の面倒を見ること。私を一人にしないこと。夫とはコミュニケーションがないから、子供はなおさら大切・・・

心の中の母親は自分のことで精一杯。子供よりも自分のことを考えている・・・

心の母（１）：インナーマザーの支配

仮面ひきこもり患者をカウンセリングすると、母の人格が見つかる。インナーマザー (心の中の母) は自分と子供の区別をできない・・・

http://healing.itp.ne.jp/common/images/healing_navi.php?cas=100&cit=4

子供と一心同体だと思っている・・・

こうした患者の心は自動車に例えられる。運転席に座るのが心の母である。子供（車）を思い通りに動かしている・・・

患者は助手席に座わる人。表の自分が母に合わせており、自分の意志で動けない・・・

本当の自分は現実世界では生きていない。トランクの中に閉じ込められている。自由を奪われた患者は何のために生きるか分からない感覚がある・・・

自動車は母に都合の良い方向に進む。子供がいつまでも結婚しなかったり、親が好む職業についたり、親好みの人生を生きる時、心の母が操作している。

子供は母の私物である・・・

愛なき世界（５／５）：日米の結婚と離婚の違い

日米の結婚と離婚の違い・・・

アメリカ人は幸福になるために結婚する。それゆえ、結婚生活が不幸な場合は離婚する。「不幸な結婚は失敗」と考えるからだ。彼らは、離婚を次の幸福を求めるステップにする・・・

http://www.bio-scienceresearch.com/rikon/img/rikon.jpeg

ひきこもり患者の親は、世間に認められるために結婚する。それゆえ、離婚をしない。「離婚は失敗」と考えるからだ。彼らは世間体のために不幸な家庭を維持する・・・

http://news.mynavi.jp/column/srikon/001/images/a.jpg

アメリカと違って、日本では不幸な結婚は必ずしも失敗ではない。ある母親はカウンセリング中に、「自分たちがどんなに不幸であってもガマンできる。周りから幸福と見られている限り、私は満足」と言った。これは、世間体が幸福よりも大切という考え方をよく表している。

ひきこもりは、夫婦の愛情がなくて、母が子供を愛さない家庭で育つ。そして、母が子供を夫代わり、母親代わりに利用する。子供は自由な人生を失い、誰にも本音を言えない人間となる・・・

ひきこもりは必ず、「親に甘えられなかった子供時代」を持っている・・・

マリブのキャンプ

Malibu Creek State Parkでキャンプ。ロスから車で一時間半のところ。

ここは山に囲まれた草原・・・

朝の散歩に出かけると・・・

木に覆われたハイキングの道。鳥の声と静けさが耳に入ってくる・・・

ゆったりと流れる川。こんな山奥にビジターセンターがあった。昔はスペイン系のインディアンが住んでいたという・・・

キャンプ場に戻る途中で会ったシカの群れ。近づいても逃げない・・・

夜になると寒い。キャンプファイヤーとランタンが暖かい・・・

キャンプは神を感じるひと時だった。神は私をどう思っているか。私はどう生きるべきなのか。日本に神の栄光はいつ来るのか。色んな思いが浮かぶ・・・

神は私を見ている・・・

テメスカル渓谷 とサンタモニカ

土曜日は山に登る。Temescal Canyonはサンタモニカ・マウンテンにあるハイキングコース。

緑が多く、滝もあり、休日はハイカーでいっぱい・・・

ここから頂上に向かうと、

マリブの街が見える。その向こうは太平洋・・・

ふもとに降りると豪邸が見える・・・

山を下りてからサンタモニカ・ピアに行くと・・・

波止場のストリート芸人が観光客を楽しませてくれる・・

サンタモニカピアの名物である観覧車・・・

サンタモニカは太陽がいっぱい。観光客がいっぱい。喜びがいっぱい。

楽しい休日でした・・・