心の母（３）：赤ちゃんが恐い

カウンセリングで心の母が出ると話をする。現実の母と違い、生々しい本音を言う傾向がある。主婦Bさんの心の母はこう語る・・・

赤ちゃんは私をいつも見てる。ああ、面倒くさい。このガキ（Bさんのこと）のために私が（姑、夫、世間に）怒られるんだ。煩わしい・・・

（赤ちゃんは）勝手なことをするな！笑うな。幸福になるな。なぜお前だけ笑うんだ。バカ・・・

私に迷惑をかけないでほしい。人形でいてほしい。手間がかかるのは嫌。（子育てに失敗して）どうせ怒られるのは私。

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じっとしていろ。動くな。手間をかけるな。メイワクかけるな。余計な事をするな。じっと寝ていろ。こっちを見るな。気持ち悪い。

私も小さな子どもなんだよ。メンドウみてほしいのはこっちの方だよ。でも、メンドウみてあたりマエの赤ちゃんがここにいる。

ムリ、憎たらしい。幸福そうにヌクヌクして憎たらしい。お前なんか不幸になればいい。

赤ちゃんが恐かった。あの目が恐かった。自分が責められる気がして恐かった・・・