ひきこもりクライアントの母親の多くは、自分の母に愛されなかった生育歴がある。
母は私を嫌っていた、母は私に興味が無かった、母は私よりも弟の方が可愛かったなど、母親は一人ボッチの子ども時代を過ごしている・・・
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母親は、親にメイワクかけるのを恐れて、自然にガマン(感情マヒ)の良い子になる。これは、母に甘えたり、一緒に遊んだり、頼ったりしない子ども時代を過ごすという意味である。
母に甘えたことがない母親は子どもの気持ちが分からなくなる。だから、自分の子どもが怒ったり、要求したり、ワガママを言うと、どう対応していいか分からない。
自分がガマンしたことを子どもが要求すると、母親は腹がたって、イライラを抑えられずに、子どもを叱ったり、ムシしたり、不機嫌になったり、怒ったりする。
とにかく、子どものワガママ、自己中心性、自由さに腹が立つのである。
しかし、その子どもは「お母さんは僕を嫌っている」、「お母さんは私よりも弟の方が可愛いんだ」と感じている。
悲しい現実だが、母に愛されない体験は母から子どもに連鎖する。