2013年7月1日月曜日

厳しい父あるいは子どもに甘える父?

日曜日に入間サイクリングロード(川越狭山自転車道路)を散歩。曇っていたが、入間川沿いの運動場は野球とサッカーをする人たちで一杯だった・・・





近くの芝生で父親が息子にノック打ちしていた。見ると、中学生くらいの子どもにはかなり強い球だ。

私と妻が、サイクリングロードの川越の終点まで歩いて一時間後に戻ってくると、二人は同じ場所にいた。






木陰でお弁当を広げる私たち。その間父子は、練習、練習、また練習。まったく休憩なし。男の子は水も飲んでいない・・・

父親は必死にボールを打ち、男の子は必死にボールを追いかける。父親は立ってるだけだが、走り回る男の子は疲れきってた。もう二時間になるだろうか。しかし、父親は息子の疲れは眼中にないようだ・・・

食べながら見ていると、私たちは父親の口の悪さにビックリした。「何度言ったら分かるんだよ。お前は」、「何やってんだよ。もっと腰を落とせと言ったろう。お前は何を聞いてんだよ」。まるでヤクザ言葉である・・・

父親は、息子の細かいミスを見つけては、非難の言葉をあびせる。誉め言葉は一言も言わない。父親には失敗したら殴るような迫力があった。男の子はひどく緊張している・・・

「お前が学校の練習でちゃんとやれないから、俺が練習のための練習をしてるんだぞ。お前は一体何を考えているんだよ。お前を見ていると嫌になるよ」。アメリカならば児童虐待になる場面である。

球拾いで近づく親子はお互いに口をきかない。父も黙り、息子も黙る。男の子は父親の側にいてどんな気持になるのか・・・

父親は40代後半の会社員風。無口で真面目そうなタイプ。会社ではこんな態度を取らないはずだ。息子だからこそ「大柄な態度」になっている。

父親は、特訓のつもりだが、実際は文句を言えない息子にイライラをぶつけているだけだった。

子どもに甘えてストレス発散する親が多いと思う・・・