Dさんはカウンセリングの末に心の母が体から離れた。それは恐怖のない人生の始まりだった。母の支配から解放されたDさんはこう語る・・・
母を怒らせると生きれない。母が喜ぶと生きてゆける。こんな単純な理屈で生きていた。僕は母の感情を受け止める存在として生まれたのだ。
人を怒らせないための人生。何もしなくていい体験をしたことがない。いつも人に気をつかう・・・
僕は生きるか死ぬ以外のことを考えたことがない。心の中の母から解放されて、初めて、自分の人生を持ったと思う。
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生まれた時に中の自分はすぐに母から隠れた・・・
母は、自分の母からもらえなかったもの(愛)を僕に求めていた。母にとって子どもは自分を理解する存在。自分が造ったから当然と思っていた・・・
母は子どもの自己主張をひどく嫌った。私が子どもらしくすると裏切られたと感じるのだ。愛を求める母は必死。なんとか僕を思い通りにしようとした。
僕は母を怒らせると生きれないと思った。生きるか、死ぬか、考えるヒマもない。家の中に強盗が入りメチャクチャにされる感じ・・・
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母と(子どもの)僕が向き合った時、自分が勝てるはずはない。正しい事を主張してもダメ。それはカンで分かる。母を怒らせるとどんな目にあうか分かっていた。母の目には殺意があった・・・
とりあえず、その場が治まるように、母の言う通りにした。母はこれを欲しがるように思えたからだ。
母を怒らせると生きれない。母が喜ぶと生きてゆける。こんな単純な理屈で生きていた。僕は母の感情を受け止める存在として生まれたのだ。
人を怒らせないための人生。何もしなくていい体験をしたことがない。いつも人に気をつかう・・・
僕は生きるか死ぬ以外のことを考えたことがない。心の中の母から解放されて、初めて、自分の人生を持ったと思う。
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