2012年10月25日木曜日

潜在的ひきこもり(7)人の目が恐い その2

ひきこもりは両親とコミュニケーションがない家庭で育っている。そして、母が何を考えているか分からない人が多いと説明した。



父と母とコミュニケーションがない子ども


母が目を見るとき・・・



その母が目を見る時、まるでお化けのように見えるケースがある。



母の目は人間には見えない・・・



目がガラス玉に見えたり、不気味な生き物の目に見えたりするのだ。それは怒った目とは違う恐さがある。




母に怯える中の子



何を考えているか分からない母の側にいると、表の自分が視線を合わせるにしても、ウラに隠れた本当の自分はパニックになる。これが対人緊張の原因である。




他の人も母と同じ



そして、他の人もお化けのように見えてくる。母のイメージで人間を見ているのだ。




人が恐い中の子ども


人に見つかってはいけない、ともかく人間を怒らせてはいけない、人が恐い・・・・








このタイプの人の目が恐い問題は、治すのにもっと手間がかかる。まず、セラピストが対人恐怖の表の自分を理解して・・・・






奥に隠れた本当の自分を見つけるが、



セラピストの目がお化けに見える


セラピストがお化けのように見える。恐い・・・・



母もセラピストもお化けだ。恐い。


セラピストが母と同じに見えるのだ・・・・








セラピストは、怯える中の子に話しかけて、母とは違うことに気づいてもらわねばならない。




セラピストに緊張する中の子


人間の目をもつセラピスト。僕はお母さんじゃないよと語りかける。


セラピストの目が母と違うと気づくと・・・・



セラピストが母とは違うと気づく。


セラピストがお化けではないと分かると、中の子は新しい人間のイメージを学ぶことができる。


母とセラピストの違い。



確かにセラピストと母は違う。中の子がセラピストを受入れると・・・・




本当の自分がセラピストを受入れる



新しい人間のイメージが見えてくる・・・・





これが新しい人間のイメージ




すると、本当の自分は人間の仲間になりたくなる。もう人の目は恐くない、ここに自分の居場所がある・・・・








潜在的ひきこもりも、社会的ひきこもりも、母親から歪んだ人間のイメージを学び、それが人の目が恐い原因となる。でも、それを治すことはできる。