2012年11月12日月曜日

潜在的ひきこもり(9)子どもがうっとおしい母親たち

潜在的ひきこもりのカウンセリングでは、母親は子どもがうっとおしいと告白する場面がある。彼らは子どもの愛し方が分からないのだ。

潜在的ひきこもりの母親は子供をなぜ愛せないのか?その問題は、母親自身の心の傷と二重人格システムから発生するので、分かりやすく説明しよう。



母は子どもを一生懸命育てる



母親は子どもを一生懸命育てている・・・・



子どもをうっとおしいと思う母の中の子


しかし、母には中の子どもがいる。その子は子供をうっとおしいと感じている。



母の中の子が子どもに嫉妬する


母の中の子は、自分よりも大切にされる子どもが羨ましい。



中の子を無視して、子どもにのめり込む母


子どもを嫌うことに罪悪感を感じる母親は、子どもをもっと可愛がろうとするが・・・・


過干渉の母


逆に、過保護や過干渉が発生しやすい。



母の言う事を聞かない子ども


育ち盛りの子どもは、当然のことだが、母親の言う事を聞かず、ワガママな行動をする・・・・




ワガママな子どもにイライラする母


母親はそんな子どもにイライラする。母親は、子どもが身勝手に思えて仕方が無い。



子どもに怒る母と中の子



さらに、母の中の子どもは、自由な子どもに嫉妬する。中の子どもは母親に甘えた経験がないのだ・・・・




子どもを無視する母と中の子、母の顔色を伺う子ども


母親と中の子は、子供らしい子どもをうっとおしいと思う。そして、拒絶を感じる子どもは母の顔色を伺うようになる。




子育てに疲れる母、不安になる子ども



この悪循環が繰り返されると、母親は子どもが本当にうっとおしくなったり、母親の顔色を伺う子どもを見てショックを受けたりする。母親が自己嫌悪に陥ったり、育児に疲れたりするのはこんな時である。



母とセラピスト


母の問題を解決するために、セラピストが母親の気持ちを受入れて・・・・


中の子に気づく母



母親が中の子どもを理解するように助ける。



中の子を理解する母



実は、中の子が子どもをうっとおしいと思っていた


母親にとって辛いことだが、自分(中の子ども)が子供を嫌っている事実に気づくと・・・




自分の子供を受入れようとする母



母親は子どもへの嫌悪感が減ってくる。 悪いのは子どもではないと気づくと、母親は子どもに対してもっと優しくなれる。








そして、母親自身も、自分の母親に拒絶された心の傷に気づく。母親に愛されなかった中の子どもは、子どもの愛し方が分からない・・・・







これを解決するには、セラピストが中の子どもを見つけて・・・・




セラピストが中の子を理解する



中の子がセラピストに安心する


中の子どもの気持ちを理解しなければならない。セラピストに一人の人間として認めてもらい、辛い過去を理解してもらうと、子どもは感じ方が変わってくる。




少しずつ成長する中の子


母性を取り戻した母



中の子は、少しずつ成長して、子どもを受入れるようになる・・・・・



子どもを受入れる母親



母親が母性を取り戻すプロセスはとても長い。しかし、回復は決して不可能なことではない。




自分の母に拒絶された母

母に拒絶された母親は自分の子供を受入れられない


母親のカウンセリングをしていると、ひきこもりは母から子どもに世代連鎖することが分かる。親に愛されなかった女性は子どもを愛するのがとても難しい。