感情がマヒすると会話をうまくできなくなる。自分の気持ちも、相手の気持ちも分からず、何をどう話したらいいか分からないからだ。
会話できない気まずさを「道化のサービス」で隠す人をよく見かける。彼らは相手が何を考えているか分からず、その息苦しさを避ける為に、絶えず笑顔を作りながら、内心では必死の、油汗流してのサービスをするのである。
http://www.sofy.jp/labo/library/08-2.html
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太宰治の人間失格には「自分は隣人と、ほとんど会話ができません。何をどう言ったらいいか分からないのです。そこで考えだしたのは、道化でした」というくだりがある。
感情は人間の行動を真実にする。それゆえに、感情がマヒすると、行動の多くが演技となる。