2013年9月22日日曜日

仮面ひきこもり(6/6)自分を表現できない


F子さんは42才。専業主婦。会社員の夫とはあたらずさわらずの関係を保っている。二人の間にコミュニケーションはない。子どもはいない・・・

F子さんは週末になると、実家を訪ねて、年老いた両親の世話をする。自分では母を好きだと思っていた・・・

しかし、カウンセリングをすると、母を恐れていることに気づいた。幼児期から親に感情表現できなかった。あれダメ、これダメという厳しい母の気持を考えていた・・・

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「他人のことばかり考えてきました。愛ではなく、恐怖心から・・・」とポツリと語るF子さん。役所を退職した父とは今でもコミュニケーションがない。


「本当のことを言うのが恐いんです。話せないのに無理して話すから(会話が)芝居になってしまう。生きるとは自分を表現すること。でも、それが出来ない」

F子さんの人生は人に合わせることだった。思ったことを言えば人間関係がこわれるのを恐れていた・・・

F子さんは自分を表現できない人生を生きてきた・・・



2013年9月13日金曜日

仮面ひきこもり(5/6)死ねないから生きる

Eさんは37才。独身。銀行員。どこでも見かける「ふつうの男性」・・・

Eさんはうつでカウンセリングを始めた。しかし、外に出られなくなり、社会的ひきこもりになる。医師からうつの診断書をもらい休職中・・・
 
「人にどう思われるか考えて生きてきた」というEさん。

相手が急に態度を変える恐怖があり、人に嫌われないように気を使っていた。うつは人に合わせる疲れと関係していた・・・


死なないでいる理由 (角川文庫)
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「自分を隠すところがあります。人に嫌われるのが恐いんです」というEさん。

Eさんは、人当たりよく、やさしそうな感じ。しかし、それは余計な敵を作らないための仮面・・・


彼は本当は人を信じていない。子どもの頃から周りの大人が恐かった。カウンセリングが進むと、Eさんは「死ねないから生きる自分」を見つけた。

その自分は、人と関われない人生に絶望していた・・・



2013年9月10日火曜日

ミシガン湖の夕日

ホーランドは9月に入ると紅葉が始まる・・・






ミシガン湖の夕日を見ようと、友人がさそってくれた。彼は奥さんと一緒に、トレイラーで引っ張ってきたボートを湖に浮かべた。






マカタワ湾からミシガン湖に向う。ボートの中でワイン、手作りの鹿のソーセージ、たわいのない楽しい会話・・・





マカタワ湾入口の灯台・・・






美しい夕日が水平線を赤く染めた・・・