2012年10月31日水曜日

潜在的ひきこもり(8)男性と親しくなれない女性

潜在的ひきこもりは恋愛できない人が多い。なぜ異性と親しくなれないのか、そのメカニズムを説明しよう。まずは女性から・・・・



感じのいい敬子さんに興味を持つ男性は多いが・・・・



敬子さんは独身の潜在的ひきこもり。可愛らしい女性だが、本当は人を恐れている。



距離があると中の子は恐くない



敬子さんに男性が興味をもって近づいてくる。彼女はある程度の距離があると、男性と仲良くなれるが・・・・





中の子は人が近づくと恐くなる


男性があまりにも近づくと、敬子さんはどう接して良いか分からなくなる。何を話していいか分からないし、彼が恐くなるし、どうしても避けてしまう。敬子さんは緊張感を隠すのに必死である。



受入れて欲しい男性は何度もアプローチする



中の子の恐怖を知らない男性は、敬子さんに受入れてもらう努力をするが・・・・




男性が去ってゆくのを見て、中の子は寂しくなる・・・



何度やっても拒絶されるので去ってゆく。




ああ、男性はみんな去ってゆく・・・


去った男性の中には、敬子さんが本当に好きだった人もいる。男性と親しくなれないパターンを繰り返す敬子さんには、このままでは一生独身かもしれないという不安がある。







敬子さんが男性と親しくなるには、中の子がセラピストと親しくならねばならない。セラピストが表の自分の不安を理解して・・・・







奥に隠れた中の子を見つけて・・・・



恐るおそるセラピストと話す中の子


中の子が外に出てきて・・・・



理解してもらって安心する中の子



セラピストに安心する中の子



中の子がセラピストに安心できると人は恐くなくなる。人間に安心できるようになると、敬子さんは男性と親しくなれる自信が生まれる。恋愛できる可能性を感じると、敬子さんには生きる希望が湧いてくる。




中の子が男性を好きになる健康な女性、中の子が男性を怖がるひきこもり女性


日本社会には敬子さんのような独身女性がとても多い。その背後にあるのは親に甘えられない
生育歴である。




父とも母ともコミュニケーションがないひきこもりの女性



親に甘えられない女性は男性に甘えられない。男性に甘えられない女性は、当然のことだが、男性と親しくなれない。それが恋愛できない原因の一つになっている・・・・



2012年10月27日土曜日

激動の日本社会(1)脱藩者を探せ

日本はとことんまで堕ちてゆく、政治はあらゆることから逃げている、甘い見方で日本人が21世紀を乗り越えることはできない・・・・

雑誌、メディアを見ると、幕末のような政治・社会不安が浮き彫りになってくる。実際、「平成維新」という言葉が使われている。





橋下大阪市長が「日本維新の会」を立ち上げ、昨日は石原東京都知事が「石原新党」を結成した。そして、マスコミの情報操作であまり報道されないが、小沢一郎は「国民の生活が第一」という政党を作った。




みなさんと共に維新の挑戦!
http://oneosaka.jp/より


10月25日,石原慎太郎在日本东京举行的临时记者会上展示辞职信 新华社发
http://roll.sohu.com/20121027/n355820289.shtmlより



小沢氏、民自分断に「高笑い」 「増税阻止」に自信
http://sankei.jp.msn.com/politics/photos/120806/stt12080623120011-p1.htmより




この政治不安を平成維新と言うのだろう。国民は将来が見えなくなっている。日本は激動の社会である。

の日本には、長州藩の高杉晋作や土佐藩の中岡慎太郎のような、憂国の志士が現れる可能性がある。


歴史を見ると、倒幕のリーダーの多くは脱藩者だった。彼らは藩にいると動けないので、組織から離れて、自分の考えで行動した。



坂本龍馬



代表的な脱藩者が坂本龍馬である。龍馬はふつうの日本人に見られない特性があった。

  • 組織から離れて、独自の考えをもっていた。
  • 強い個性と行動力があった。
  • 国際感覚に優れていた。
  • 日本を国際社会の中で見ていた。
  • 交渉能力、リーダーシップ、決断力にすぐれていた。
  • 人間的な魅力があった。
  • 日本の将来のビジョンがあった。
  • 日本人を愛していた。

新しいリーダーは、古い組織から抜け出た脱藩者であるべきと思う。橋下大阪市長、石原東京都知事、小沢一郎議員が龍馬のような一貫性があるかチェックしよう。

脱藩者を探せ!」これが私の強い思いである。





2012年10月25日木曜日

潜在的ひきこもり(7)人の目が恐い その2

ひきこもりは両親とコミュニケーションがない家庭で育っている。そして、母が何を考えているか分からない人が多いと説明した。



父と母とコミュニケーションがない子ども


母が目を見るとき・・・



その母が目を見る時、まるでお化けのように見えるケースがある。



母の目は人間には見えない・・・



目がガラス玉に見えたり、不気味な生き物の目に見えたりするのだ。それは怒った目とは違う恐さがある。




母に怯える中の子



何を考えているか分からない母の側にいると、表の自分が視線を合わせるにしても、ウラに隠れた本当の自分はパニックになる。これが対人緊張の原因である。




他の人も母と同じ



そして、他の人もお化けのように見えてくる。母のイメージで人間を見ているのだ。




人が恐い中の子ども


人に見つかってはいけない、ともかく人間を怒らせてはいけない、人が恐い・・・・








このタイプの人の目が恐い問題は、治すのにもっと手間がかかる。まず、セラピストが対人恐怖の表の自分を理解して・・・・






奥に隠れた本当の自分を見つけるが、



セラピストの目がお化けに見える


セラピストがお化けのように見える。恐い・・・・



母もセラピストもお化けだ。恐い。


セラピストが母と同じに見えるのだ・・・・








セラピストは、怯える中の子に話しかけて、母とは違うことに気づいてもらわねばならない。




セラピストに緊張する中の子


人間の目をもつセラピスト。僕はお母さんじゃないよと語りかける。


セラピストの目が母と違うと気づくと・・・・



セラピストが母とは違うと気づく。


セラピストがお化けではないと分かると、中の子は新しい人間のイメージを学ぶことができる。


母とセラピストの違い。



確かにセラピストと母は違う。中の子がセラピストを受入れると・・・・




本当の自分がセラピストを受入れる



新しい人間のイメージが見えてくる・・・・





これが新しい人間のイメージ




すると、本当の自分は人間の仲間になりたくなる。もう人の目は恐くない、ここに自分の居場所がある・・・・








潜在的ひきこもりも、社会的ひきこもりも、母親から歪んだ人間のイメージを学び、それが人の目が恐い原因となる。でも、それを治すことはできる。




2012年10月17日水曜日

日本を出発

10月15日に日本を出発。川越から10時20分のリムジンバスに乗り、



川越駅西口


成田空港に到着。チェックインしてUA882便でシカゴへ向う。



成田空港



空港内の免税店



ボーイング747 シカゴ行き



狭い機内に11時間以上も座り、





機内




まずい機内食を食べて・・・・





機内食の親子丼とサラダ



ヘトヘトになってシカゴ国際空港で降りて・・・・




シカゴ国際空港



ローカルな小型ジェット機に乗り換えて、




グランドラピッド上空の雲海



グランドラピッド空港に着いたのは午後6時40分であった。川越を10時20分に出発したが、旅行時間は8時間30分ではない。




荷物を待つ人たち、グランドラピッド空港


同じ日に着くのだが、時差を計算すると20時間以上の旅であった。ああ、疲れた。


2012年10月8日月曜日

良い友だちの見つけ方(1)

良い友だちを見分ける簡単な方法がある。一緒にいてエネルギーを得るか、あるいは失うか、自分の心をチェックすればいいのである。

良い友だちとは、一緒にいるとエネルギーを得るような人だ。会うと元気が出てくる。



何でも思ったことを言える友だち


誠実な友だちは以下の特徴がある。
  1. こちらが何でも言える。気をつかわない。
  2. イザという時に助けてくれる。
  3. 問題があれば率直に言ってくれる。陰口をきかない。


会った後で気分が前向きになる人は良い友人である。良い友だちはあなたに対して正直である。


逆に、一緒にいてエネルギーを奪う人は、あまり良い友だちとは言えない。



相手は思った事を言わない。こちらは言葉を選んでしまう。


好ましくない友人は以下の特徴がある。

  1. こちらがすべてを話す事ができない。言葉を選んだり、気をつかったりする。
  2. イザという時に助けてくれない。
  3. 問題があっても言わない。陰口をきいたりする。


会った後で疲れる人は良い友だちとは言えないだろう。あなたに対して正直ではないかもしれない。




本音を隠す人間関係では空気を読まねばならない。思った事を言うのは危険である。


本音を言わない人たちが集まると、空気を読むような人間関係が生まれるが、その環境で良い友だちを見つけるのはとても難しい。

日本は激動の時代。人間の信頼感がどうしても薄れてくる。この時代に本音を言える友だちはとても大切だ。一緒にいてエネルギーを得るか、失うか、友だちをチェックするといいだろう。




2012年10月7日日曜日

潜在的ひきこもり(6)人の目が恐い その1


潜在的ひきこもりは人の目が恐い人が多い。なぜ人の目が恐いのか、そのメカニズムを説明しよう。最も多いケースは・・・



子どもの目を見ない母親



クライアントの母親は子どもの目を見ない。子どもは母親が何を考えているか分からない。



父の目は見れない。


そして、父とはコミュニケーションがない。



母親は怒った時だけ子どもの目を見る



母親は怒る時だけ子どもの目を見る。怒った母の目はとても恐い。しかも、怒っている理由を説明しないので、睨まれた子どもは怯えて、自分は悪い子だと思い込んでしまう。



母に合わせる表の自分、母を怖がるウラの自分。



表の自分は母に合わせて良い子を演じる。しかし、その後ろでは本当の自分が母親を恐れている。



人の目が恐い中の自分、相手の目を見る表の自分



他の人に会う時、本当の自分は人が恐くなる。しかし、表の自分は相手の目を見るフリをする。これは母との関係と同じである。



表の自分が相手の目を見るようだが、ウラの自分は見ていない。




表の自分は、相手の鼻、眉毛、目のふちなどを見て、相手の目を見ているように見せかける。




目のふちで人を観察する



目のふちで人を観察するひきこもりもいる。表の自分は正面を見ているようだが、中の自分は密かに人を見ている。




周りがジロジロ見ていると思い込んで緊張する。



しかし、人ごみにいると、目の端で人を見るひきこもりは緊張する。なぜなら、周りが自分をジロジロ見たり、批判していると感じるからだ。自分がやっているので、他の人も同じ事をしていると思い込んでいる。



セラピストは、表の自分が人の目を見てないことを理解する




人の目が恐いのは治すことができる。セラピストが表の自分を理解して・・・・



セラピストは中の子が人を怖がっているのを理解する



奥に隠れた本当の自分を理解して・・・・



おそる、おそる外に出てくる本当の自分



中の子が外に出て来て・・・・



本当の自分は初めて人間とコミュニケーションをもつ。




セラピストに安心すれば、本当の自分は人の目が恐くなくなる。そうすれば、他の人に監視されたり、責められたりような感覚も消えてくる。




赤ちゃんを優しく見つめる母親



潜在的ひきこもりは、やさしい母の目を見た経験がない。母性を知らないのは社会的ひきこもりも同じである。