2013年2月6日水曜日

潜在的ひきこもり(19)人の役にたたねばいけない(4/5)

地位も家族もあるりっぱな大人が、自分の家族よりも母親に尽くすことがある。

母の愛を受けずに育った人が、成人してもなお母を求めるのだ。もっと自分が良い子になれば、もっと役にたてば愛されるという子どもの気持ちは、年をとっても消えない・・・




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http://nozawa22.cocolog-nifty.com/nozawa22/2010/04/nozawa22-21.html





この60代の母はずっと母の愛を求めてきた。祖母の役に立つ事で愛されようとしている母に対して、相談者の女性は「母は昔とは違う幸せな生活をしている」と言うが、この母親は家族といても満たされていない。彼女には母のさびしさが分からない・・・


不愉快な事実だが、幼児期の母の拒絶はその人の一生を支配する。それを努力や考え方だけで変えるのは難しい。カウンセリングが必要だ・・・

ひきこもりセラピーの終りはいつも、「母は俺に関心がなかった」、「母は私を愛していなかった」と気づくことである。


しかし、母に愛されなかった事実を受入れると、クライアントは新しい人生を生きることができる。それは、母を無意識求める人生からの解放であり、新しい人間関係を築くことでもある。