2014年6月14日土曜日

心の母(11):インナーマザーが自分の母について語る

公務員のM子さん。異性と親しくなれない問題に悩んでいる。カウンセリングが進むにつれて、彼女の心の母は自分の母(M子さんの祖母)について語り始めた。母は感情がないロボットだったという。


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人に話を聞いてもらったことがない。服部さんが初めて私を認めてくれる人・・・


http://p.twpl.jp/show/large/jQu2C


目を見ない、能面のような母だった。私は母に感情がないのを見て怖くなった。感情を殺して生きるしかなかった。

母は家事、役割を完璧にこなすが、私の気持ちを受け止められなかった。それが唯一、最大の欠点・・・

母はロボットだった。最初に見た親が人間ならば私はもっと人間らしくなれたと思う。親がロボットだから自分の気持ちをしまいこんだ・・・

母は私にびっくりしていた。(人間の)私とどう接すればいいか分からなかった。母は子守りをできるが、子供の気持ちは分からない。それで私に困っていた。

一生懸命畑仕事をして、忙しくして、私と話さないようにする母。忙しいから話さないのでなく、私と話さないために忙しくする・・・

忙しくても子供と気持ちの共有はできたはず。でも、母にはそれができなかった。母が私の心をうけとめて、一緒に遊べば、こんな風にならなかったはず。

色々と世話するよりも、私に必要なのは気持ちを理解してもらうことだった・・・

さびしかった。本当は母に甘えたかった。甘える人がいないから仕方なく娘(M子さん)に甘えてしまった・・・


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