2012年8月20日月曜日

潜在的ひきこもり(1)二つの自分

ひきこもりというと、社会に適応できず、自分の部屋にひきこもっている人をさしているが、その予備軍である社会参加するひきこもりがいる。狭山心理研究所では、それを潜在的ひきこもりと呼んでいる。



社会的ひきこもりも、潜在的ひきこもりも、人に合わせる表の自分と本当の自分の二重人格構造になっており、本当の自分を隠しているのが特徴である。ふだん無理して見せる明るい笑顔は、幼児期に親に合わせるために作ったウソの人格である。本当の自分は誰にも理解されずに、心の奥深くに埋もれている。

潜在的ひきこもりは学生、会社員、主婦、公務員など、日本社会のあちこちにいる。彼らは、心の深いところで、誰も本当の私を知らないと感じている。

本音を言うのを怖がる日本人の多くは潜在的ひきこもりの傾向がある。今後はブログでその特徴について説明していきたい。